ちょっと怖い糖質のお話②
皆さんこんにちは~! 今日も糖質の過剰摂取が引き起こす怖い弊害のお話の続きをしますね!(しばらくこのシリーズ続けます!)
もともと僕がこの分子栄養学を始めたきっかけは、どうして同じ治療を行っているのに治る子たちの回復度の差が生まれるんだろう? 体の構造の強さや、回復するために必要な体の栄養の代謝ってどう決定づけられるんだろう?っていう疑問から始まりました。
その必要性が確定的になったのは、学びを進めていくうえで栄養というものは単にケガの回復の観点だけではなくって、将来的なその人の「健康そのもの」に直結していることが分かったからです。
そこで!今日は糖質がもたらす弊害のひとつ、「免疫」への影響についてお話しますね(^^)/
僕がこの分子栄養学を実践を行っていくうえで効果を感じているのがこの免疫の向上なのかもしれません。 特に僕の子供たちは効果が凄くて、食事の改善と、サプリメントによる栄養の補充で体調が崩れなくなったり、チック症状や寝起きの悪さの改善が見られたりしています!
寝起きですぐこんな感じ。。。
毎朝しんどい。。。
では、前回お話しした糖質の血糖値のお話の中に出てきた血糖値を上げるホルモンの中に「アドレナリン」「コルチゾル」っていうホルモンが出てきたんですけど、覚えてますかね?? 覚えてないですよね笑
この二つのホルモンが生まれる所は「副腎」という臓器です。
この腎臓の上にちょこっと乗っかているこいつです。
この副腎は何をするところかというと、人がストレスを感じた時に「敵がやってきた!体を耐えられるようにしなくては!」と反応して、血圧をあげたり、心拍数を上げたりする働きをします。
副腎は風邪などの細菌やインフルエンザのようなウイルスが体内に入ってこようとしたり、心身的なストレスにさらされた「戦う!」っていう時に働く臓器なんです。
しかし、副腎の中の一つの働きである「血糖値をあげる」というお仕事。 前回お話したような血糖値の乱降下、いわゆる血糖値スパイクの状態が起こると、そのたびに副腎が頑張ってしまいます。
するとどうでしょう、毎日の糖質へのコントロールに副腎はすっかり疲れてしまって、いざウイルスや細菌が入ってきたときに本来の仕事である「ストレスに耐える」ことができなくなってしまい、結果免疫が落ちてしまう!って事になってしまうんです( ノД`)シクシク…
そして、心身的な防衛機能も落ちるので「うつ」や「情緒不安」などの影響も出やすくなります。
そしてこの血糖値を上げ続ける仕事にすら疲れてしまったとき、副腎は血糖値を上げることもできなくなって「低血糖」に陥ります低血糖の症状はめまいや強い疲れ、だるさが出てくるのでまた糖質を取ろうとします。
この負のスパイラル。。。想像すると怖くないですか??
お米文化の私たちは特に血糖値の乱降下が起こりやすい食文化の民族です。 気を付けなくてはいけませんね!
余談ですが、さっきうつや情緒、気分障害などの心身的な影響もあるといいましたが、世界の中で一番こういった症状が少ない国はどこだと思いますか??
それは「地中海沿岸領域の食文化」の国の人々だそうですよ! いわゆる「ラテン系」の明るいイメージの人たちです(^^)
スペインやイタリアあたりです。(地中海区域のほかの国があんまりわからない。。すみません。。)
この方々は、皆パスタやお米もたくさん食べるんですが、良質の「油」でコーティングされて調理するのが一般的で、ほかに青魚、オリーブオイル、野菜やナッツをたくさん食べる食文化だそうで、血糖値のデータとうつや病気との関係性が見いだされて、最近は精神医学の世界でもすごく注目されています。
ちなみに一万人の追跡調査で、スペイン、イタリアのうつ病の発症率は5パーセントだそうです。 驚異的だ。 さすがラテン系。。
面白いですよね? 糖質も取り方で血糖値のコントロールはできるということです(^^♪
さて、次回はまたまた恐ろしい糖質の弊害。「糖化」についてお話しますね! これは怖いですよ。。 僕もビビりました。
それではまた!!
以上那覇市首里大名町のまほろば鍼灸整骨院 院長の濱田でした!